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FIFAトヨタカップ世界クラブ選手権・5位決定戦(16日、国立競技場)オセアニア代表のシドニーFC(豪州)に期限付き移籍中のFW三浦知良(38)が、アフリカ代表のアルアハリ(エジプト)との5位決定戦に先発フル出場し、2-1勝利に貢献した。日本のキングにとって意外にも初体験だった世界舞台での2試合は、感動と興奮の180分だった。豪州移籍で存在感を示したカズは、レンタル元のJ2横浜FCに復帰して、夢の続きを追う。
〔写真:5位を勝ち取り、シドニーFCの同僚から肩車されるカズ〕
夢を乗せた180分間が終わった。カズは12日のデポルティボ・サプリサ戦に続き、この日も90分間フルにピッチに立った。
得点には絡めなかったが、魅せた。前半28分にはDFビングリーへヒールパスを送り、観客を沸かせた。後半21分には左サイド
で相手を引きつけ、MFカーネイの逆転弾を呼び込んだ。その後も貪欲にゴールを目指し、勝利に貢献した。
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「試合の内容も良かったし、チームがひとつになっていたという感じ。最後まで負ける気がしなかった」。シドニー入りした11月8日からわずか38日。短期間での世界挑戦を終えたカズは、充実した表情を浮かべて流れる汗をぬぐった。
「新しい環境で、理想とする楽しいサッカーができて幸せだった」。38歳のチャレンジャーは言った。幸せだったのは、チーム
メートも同様だった。象徴的なシーンは試合後に現出した。試合後、チームメートから肩車された。「引退みたいで嫌だった」と逃
げ回ったが、結局つかまって場内を1周。その瞬間、日本のキングは豪州のキングになった。
サッカー人生に落とし前をつけた。98年6月2日を忘れない。フランスW杯日本代表が候補者25人から22人に絞られた時、
当時の岡田武史監督は北沢豪、市川大祐に加え「カズ、三浦カズ」と落選者を発表した。カズのW杯出場の夢は散った。日本サッカ
ー界のパイオニアは意外にも世界大会の舞台を1度も踏んでいない。あの屈辱の日から2754日。クラブ世界一を決める大会に日
本人で初めて出場し、5位決定戦とはいえ歴史的な勝利を勝ち取った。
シドニーFCへのレンタル期限は来年1月末までだが、この日が移籍先でのラストゲームだった。来季は横浜FCに復帰する。リ
トバルスキー監督の「カズには今までありがとうとお礼を言いたい」という言葉が、豪州での成功を物語る。「(契約は)きょうま
でと決まっていたことだから」とカズ。夢の続きをJ2の舞台へ移し、J1昇格という目標へと向かう。
サンケイスポーツより
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=jleague&a=20051217-00000009-sanspo-spo
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